「Japan Color標準印刷認証」を取得

当社は、オフセット印刷部門での印刷の品質の向上と安定を目指し、2016年1月に「Japan Color標準印刷認証」を取得しました。当社は今後もお取引いただくお得意様に深く感謝し、印刷の品質の向上と安定を常にご提供できるように、今後も弛まぬ努力を続けて参ります。


「Japan Color認証制度」とは

「Japan Color認証制度」は、ISO国際基準に準拠し日本のオフセット枚葉印刷における印刷色の基準である印刷色の基準である、JapanColorに基づいて、(社)日本印刷産業機械工業会が認証を行うものです。

「Japan Color標準印刷認証」について

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私達丸信オフセット印刷部門は2016年1月に「Japancolor標準印刷認証」を取得いたしました。
Japan colorとは、ISO国際標準に準拠して日本の色基準を定めたものです。
例えば「赤」と言っても「真っ赤」も赤、場合によっては「朱色のような赤」も赤です。
このように曖昧な色のイメージの基準となる「色のものさし」が、Japan color標準印刷認証取得です。
今回はそんな「色のものさし」がなぜ必要なのかを、丸信のオフセット印刷課の責任者である手島氏に聞きました。 


ー早速ですが、Japan Color標準印刷認証取得のきっかけはなんですか?

丸信ではひとつの製品に対し 「ケースの印刷はUVインキの印刷機、チラシやしおりなどの薄紙の印刷は油性インキの印刷機」という場合があります。 同じ商品に関する印刷物ですが、今まではそれぞれ色見本となる出力紙に合わせて印刷をする為 同じデザインでも微妙に色の見え方が違う、といった事がありました。 このような場合に必要になるのが、「色のものさし」です。 JapanColorのような基準があれば、UVインキで印刷したものと油性インキで印刷したものでも、 従来よりもそれぞれの色を基準に近づけることができます。 明確な基準を設けることで作業効率は上がり、またお客様のイメージに近い色の製品を作る事ができるようになります。

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ー打ち合わせの段階で仕上がりのシミュレーションができるという事ですね。

そうですね。打ち合わせで使用する出力紙はトナーで、パソコンの画面は光で、印刷は液体のインキでそれぞれ色を表現する為、色の見え方は変わります。その為、「イメージと違う」という事が起こるのです。イメージの色と実際の色のギャップを埋めるには、「色のものさし」が必要というわけです。


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ー印刷する紙によっても,色の見え方は変わるのでしょうか?

はい。先ほどお話した通りインキは液体なので、インキを吸収しやすい紙があれば、そうでない紙もあります。 このような場合にも、色の基準があると役立ちますね。 今まではインキの濃度で色を表現していましたが、これからはLab値で色を管理していく事が必要だと考えています。 その一環として、JapanColorの取得が必要かと思いました。


ー「色のものさし」が果たす役割は大きいですね。

そうですね。今後は、印刷会社は色の管理は濃度ではなくLab値で色管理する必要があると思います。 幸い我々オフセット印刷課には1級印刷技能士がいますし、また、版を作る製版課にはDTPエキスパートがいます。 皆で協力し合い、これからもさらなる品質向上を目指していきます。

標準印刷認証取得のきっかけは、品質の向上であり、そしてお客様により満足していただける製品を作る事でした。これからも社員一丸となって、お客様に満足いただける製品をつくる会社を目指します。