パッケージのコストダウン

パッケージの仕様変更を見直してコストダウン

お使いの「パッケージ」の仕様は適正ですか? よくよく調べてみると、実は過剰な仕様の場合が非常に多いことがあります。内容物はそんなに重くないのに「厚い紙」を使っていたり、再生紙でも構わないのに「ヴァージンパルプ紙」を使っていたりetc…その他にも、「表面加工」「紙質」「箱のサイズ」など様々な仕様が過剰になっている場合があります。
現在使用されている化粧箱の仕様を見直してコストダウンを行いませんか? 仕様がお分かりになる場合は「メール」「お電話」で、お分かりにならなければ「現物を郵送」下さい。その上で、弊社スタッフが「内容物」や「使用状況」をお聞きし、仕様変更のご提案をさせていただきます。

コストダウン実例1 紙の厚みの見直し

 「中身がそんなに重くない」「化粧箱に強度は必要ない」そんな商品で厚い紙を使い、箱代が高くなってしまっている場合があります。まずは箱の厚みを見直してみてはいかがでしょうか?
「コートボール紙310g」「高さ180mm×巾90㎜×奥行90㎜」「キャラメル形式」「4色カラー印刷」「表面水性ニス加工」のような箱をお使いだとします。中身が200g~300g程で、そんなに箱の耐久性も必要無い。箱のコストをなんとか落としたい。そんな方には、「単純に紙の厚みを1段階薄くするだけ」それだけでコストダウンが可能です。

コートボールの310gと270gの紙の厚みの差は「約0.05mm」強度もほとんど下がりません。

上記の箱を3,000枚作成したとすると、310gの紙を使用すると「1枚当たり43.5円」270gの紙だと「1枚当たり41.5円」1枚当たり2円のコストダウン、1ロット当たりで6,000円のコストダウンになります。


・紙の重さについて

坪量
・坪量(g/㎡)
紙の重量単位にはgを使いg/㎡とも表します。コートボール紙310gや270gは、1平方メートルあたりの紙1枚の重量の事で、同じ銘柄の紙の場合、坪量が大きくなるほど、厚い紙といえます。ただし、紙の種類は豊富でその密度もさまざまです。
連量



・厚さ:連量(kg)
用紙重量をあらわす単位として『連量(㎏)』があります。『連』とは、一定のサイズに作られた紙1000枚(板紙なら100枚)のことです。『連量』とは、一定の寸法に作られた紙、1連の重さでキログラム表示されます。 扱う量が多いために坪量に代わって使われる単位です。連量を量る為の用紙のサイズには決まりがないため、同じ厚みの用紙でも、用紙サイズが大きくなれば連量も大きくなります。

コストダウン実例2 表面加工(プレスコート・UVクリアニス)の見直し

「箱の光沢で高級感は出したいけど、箱の価格が高い」そんなお悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか?「光沢を出す」加工といっても実は1つではありません。どの加工で光沢を出すかによって、コストも大幅に変わります。「プレスコート加工」「UVクリアニス加工」この2つは表面の光沢の具合はほぼ変わりませんがコストが結構変わってきます。 例えば、「コートボール紙310g」「高さ150mm×巾50㎜×奥行50㎜」「キャラメル形式」「4色カラー印刷」「プレスコート加工」のような箱をお使いだとします。この場合、「プレスコート加工から、表面クリアニス加工」に変更するだけで、コストダウンすることができます。

UVクリアニス加工
uvクリアニス
プレスコート加工
プレスコート
 


上記の箱を3,000枚作成したとすると、
  • プレスコート加工だと「1枚当たり33.5円」
  • UVクリアニス加工だと「1枚当たり32円」
  • 1枚当たり1.5円のコストダウン、1ロット当たりで3000円のコストダウンになります。
    UVクリアニスとプレスコートの加工見本も郵送できますので、是非お問い合わせください。尚、紙のサイズによってはUVクリアニス加工が出来ない場合もございますので、ご了承ください。

    コストダウン実例3 耐水仕様のパッケージの見直し

    「外側が結露するから耐水紙の紙箱を使っているけど、箱の価格が高い」そんなお悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか?
    耐水の箱といっても、実は耐水紙だけが選択肢ではありません。もう一つの方法として、「表面加工で耐水させる」という方法があります。耐水加工の中でも安価で行えるのが、「耐水プレスコート加工」です。通常のプレスコート加工と同じ方法で、耐水性があるニスを使用して加工を行います。
    片面TSコートカード320g」「高さ150mm×巾50㎜×奥行50㎜」「キャラメル式」「4色カラー印刷」「表面加工無し」のような箱をお使いだとします。
    これを「SQカード310g」「高さ150mm×巾50㎜×奥行50㎜」「キャラメル形式」「4色カラー印刷」「表面耐水プレスコート」に変更するだけで、コストダウンすることが出来ます。尚且つ、表面に光沢を持たせる事ができるのでコストダウンだけでなく箱の高級感もUPすることができます。

    上記の箱を3,000枚作成したとすると、
  • 耐水紙だと「1枚当たり39円」
  • 耐水プレスコート加工だと「1枚当たり36.5円」
  • 1枚当たり2.5円のコストダウン、1ロット当たりで7500円のコストダウンになります。
    耐水プレスコートの加工見本も郵送できますので、是非お問い合わせください。
     尚、どの程度の耐水が必要かで必要な箱の仕様が変わります。全ての案件で仕様変更ができ、コストダウンができるわけではございませんのでご了承下さい。