添加物の役割について

 加工食品を製造するために様々な添加物が使用されていますが、簡単にまとめると次のように整理できます。

また、用途ごとに整理すると下記の図表のようになります。

  用途 目的 主な物質名
1* 甘味料 食品に甘みを付けるため アスパルテーム、アセスルファムカリウム、カンゾウ排出物、キシリトール、サッカリン、サッカリンナトリウム、ステビア排出物
2* 着色料

着色して色調を調整するため

(生鮮魚介、食肉野菜に着色料を使用す
る事は鮮度や品質に関する消費者の
判断を誤らせるおそれがあるため禁止
されています。)

アナトー色素、ウコン色素、カラメルI、ニンジンカロテン、クチナシ黄色素、コチニール色素、食用赤色2号
3* 保存料 腐敗や変敗の原因となる微生物の増殖を抑制し、保存性を高めるため 安息香酸、安息香酸ナトリウム、しらこたん白抽出物、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、プロピオン酸
4*

増粘剤・安定剤・

ゲル化剤又は糊料

なめらかさや粘り気を与えたり、粘性を高めて食品成分を均一に安定させるため キサンタンガム、グアーガム、ペクチン、カラギナン、カルポキシメチルセルロースナトリウム
5* 酸化防止剤 酸化による品質の低下を防止するため L-アスコルビン酸、カテキン、d?-α-トコフェロール
6* 発色剤 ハム・ソーセージなどの色調と風味を調整するため 亜硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム
7* 漂白剤 原料などに含まれる好ましくない色素成分や着色物質を無色にして白くしたり、鮮明な色調に整えるため

亜硫酸ナトリウム

次亜硫酸ナトリウム

8*

防かび剤

(忙ばい剤)

主に外国産の柑橘類やバナナなどのカビの発生を抑制するため イマザリル、オルトフェニルフェノール、チアベンダゾール、フルジオキソニル
9 ガムベース チューインガムの基材 酢酸ビニル樹脂、ジェルトン、チクル
10 苦味料 食品に苦味を与えるため

カフェイン抽出物、ナリンジン、

にがよもぎ抽出物

11 光沢剤 水分の蒸発を防いだり、逆に湿気から食品を保護するため

シェラック、パラフィンワックス、ミツロウ

12 香料 香気を付けたり、又は増強するため

合成香料:アセト酢酸エチル、アセトフェノン、アニスアルデヒド

天然香料:アマチャ
13 酸味料 酸味を与えたり、酸味の調整や味の調和のため クエン酸、L-酒石酸、乳酸
14 軟化剤 チューインガムを柔軟に保つため グリセリン、D-ソルビトール
15 調味料 本来昆布やかつお節の中にあって「だし」として昔から使われてきたものの旨味成分を化学的に合成したり抽出して旨味などを与えるため アミノ酸:L-アスパラギン酸、L-グルタミン酸ナトリウム、核酸:5’-イノシン酸にナトリウム、有機酸:クエン酸カルシウム、無機塩:塩化カリウム
16 凝固剤・豆腐用凝固剤 豆乳を豆腐用に凝固させるため 塩化カルシウム、グルコノデルタラクトン、粗製海水塩化マグネシウム
17 乳化剤 水と油のように本来混じり合わないものを混ぜ合わせるため グリセリン脂肪酸エステル、ダイズサボニン、ショ糖脂肪酸エステル、卵黄レシチン
18

水素イオン濃度調整剤

pH調整剤

食品を適切なpH領域に保つため クエン酸、L-酒石酸、フマル酸
19 膨張剤 蒸し菓子や焼菓子をふっくらと膨張させるため 炭酸水素ナトリウム、硫酸アルミニウムカリウム
20

製造用剤

イーストフード、かんすい、結着剤、消泡剤、抽出溶剤、日持向上剤、離型剤、ろ過助剤など統一的な用途名によって分類が難しい添加物の総称 カゼインアントリウム、グリセリン脂肪酸エステル、アセトン、プロピレングリコール
21 栄養強化剤 栄養成分の強化のため ビタミン類:L-アスコルピン酸、ミネラル類:クエン酸カルシウム、アミノ酸塁:L-イソロイシン

*1〜8については表示の際に別途名併記が必要です。
その他添加物の表示については消費者庁ホームページ「食品添加物表示について」(PDF)をご確認下さい。

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